- メーカー
- マチュー ルルナール (スイス)
- カカオ産地
- カカオ含有量
- %
- タイプ
- ボンボンショコラ
- フレーバー
- レモン ライム メリッサ レモングラス はちみつ グレープフルーツ ティムット ジンジャー ブラッドオレンジ アーモンド マンダリン バジル
ピューレなどではなく新鮮な柑橘を使ったボンボン
柑橘の苦さを存分に体験できたボンボンだった。
こういうテーマの箱に出会えて嬉しい。苦味を味わいたいならこのコフレだ。
ーーー
(左上から右へ)
イグアズ:
レモン・ライム・メリッサ・レモングラス
パリッと薄いコーティング。とてもフレッシュな柑橘のミルクガナッシュ。
酸味がじゅわっと広がる。柑橘の酸っぱさ・甘さ・苦さが全部ある。キレが良くスッキリした後味。
苦めの余韻がまたいい。
ミエル・アグリューム:
ラベンダーのはちみつ・グレープフルーツ・ティムット
ミルクティーのような色のガナッシュ。
パリッとかじると、はちみつのまったりした甘さから徐々に存在を強くするティムットの柑橘系の香り。痺れはない。
その後、滲み出るような苦味。グレープフルーツなのかな。
香りは甘く爽やかだが、苦味が主役なのが面白い。
ベイジン:
ジンジャーガナッシュ・ブラッドオレンジジュレの2層。
パートドフリュイに近い歯ごたえのジュレ。オレンジの香りがまず広がって、
中盤ジンジャーの香りが際立ってくる。辛さはないジンジャーの刺激的な香り。
その後、柑橘の苦味がじわじわと口の中を支配する。皮を煮詰めたような苦味。
終盤から余韻はまたオレンジに変わる。オランジェットを食べている感覚にも似ている。
ライム:
ライムを使ったアーモンドペースト・ティムットホワイトガナッシュ
ティムットの香りがすごい。ライムとティムットがまず香りとしてあるのだけれど、
ライムの広がりも豊かだが、ここはティムットが勝つ。ティムット好きにはたまらない分量。
そこからライムの苦味、すぐさまティムットの刺激。口の中で刺激バトルがはじまる。
マジパンやガナッシュは食感や媒体で手助けという感じで、
とにかくライムとティムットが終始バチバチしている。騒がしくてなんだか楽しい。
パンプルムース:
グレープフルーツをマジパン、ジュレ、ガナッシュに
じゅわっとしゃりしゃりした食感。ピールのこりこりした食感もある。
ペーストもジュレもガナッシュも薄い一枚に収まって一体化している。
グレープフルーツの苦味が口の中に広がってじーんと刺激がのこる。
たくさんの体験がある。なんとも気持ち良い食べ心地。
マンダリン・バジリック:
マンダリンゼリー・バジルガナッシュ
薄いコーティングをパリッとかじると、マンダリンの酸味。
直後、バジルの爽やかな香りがぶわっと広がる。
そしてバジルの香りはスッと消えて、マンダリンの甘酸っぱさを感じる。
余韻は柑橘の苦く爽やかな香り。
- お気に入り
- 食べた年
- 2024年